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故郷の里山消さない

限界集落 飛騨匠の挑戦 ~“巣づくり”の鼓動 -1 ~

巣づくり”の鼓動 -1|故郷の里山消さない今日、日本中の至る地域で限界集落が問題となっている。それは労働人口(若者)の都市部への流出である。この現象は、今になって始まったわけではなく、戦後日本経済を支えた工業を主軸とする第2次、第3次産業への産業構造の変革と同時に、予想されたことでもある。多くの若者は、故郷に両親を残し夢と仕事を求め都会に出た。振り返れば、実は、私もその若者の一人だった。
 
私事ではあるが、田舎に残した両親は他界し、兄弟も友人も都会でそれぞれの生活をしている。会うのはお盆と正月だけくらいになった。さらにこの数年で田舎の人口は減り、廃屋と空き家が目立ってきた。そこには、子供の頃の面影はなく、本当に寂しい。故郷を捨てきったわけでもないが、時には罪悪感さえ抱く。こんな思いをしているのは、私だけだろうか…。私も含め、日本人の精神的土壌の育成に深くかかわった里山が崩壊しようとしている。そんな折、一人の若者が私のところに唐突に訪ねてきた。
 
「私は名古屋で修業し、数年前に両親のことを考え、田舎で工務店を開業しましたが、仕事がありません。なんとか仕事を紹介してくれませんか。私たちの仲間には腕のいいやつがたくさんいます。また、少し遠いですが、飛騨を離れるつもりはありません。東海エリアの現場ならどこでも通います」。勝手都合をいう元気な若者との再会だった。人の出会いとタイミングとは不思議なもので、直感的にこの若者とだったら私の考えていることが実現できそうな気配を感じた。
 
「君は建築家の仕事をしたことがあるのか」との問いに対し、「できます」との即答。「では、下請けとして5~6カ所現場をやってみたら」との投げ掛けに、彼は水を得た魚のように生き生きとした表情。現在、建築家と施主に技と責任感を持って約束を実践してくれている。私は確信した。この若者と都会に住む空間提案力のある建築家との連携があれば、流域プロジェクトができる。つまり山間地区とその川の下流に住み恩恵を受けている都会の人との新しい形の住まいづくりができると考えた。これが巣づくりプロジェクトの誕生である。

(木曽三川プロジェクト・巣づくりの会世話人 吉田和弘)

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