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今できることを本に

限界集落 飛騨匠の挑戦 ~“巣づくり”の鼓動 -8 ~

巣づくり”の鼓動 -8|今できることを本に皆さん、日本の森の現状をどこまでご存じだろうか。日本列島には北から南までさまざまな表情を持った森林が、なんと国土の3分の2もの面積になることを知っているだろうか。そこに生息する草木の名前を幾つ数えられるだろうか。そんな森のもたらす恩恵を果たして幾つ挙げることができるだろうか。
 
日常の暮らしの中で、水道の蛇口をひねれば水が出る。お風呂はいつでも入ることができる。普段何気なく使っている水だが、多大な森の恩恵を受けている。そんな森を守ってくれている人たちの仕事をどれほど知っているのだろうか。
 
最近上映された「ウッドジョブ」という映画は、私の故郷・三重県で撮影された。今では、山林労働も機械化が進み、私が高校生時代にきこりであった父に連れられて行った山仕事と比べれば随分楽になった。しかし、重労働で危険が伴う仕事であることは今も変わりない。
 
現在の私の体力では、10キロ先の山の仕事場へ到達することさえできるかどうか疑問だ。きこりの父がよくつぶやく言葉があった。「この木が大きくなるまで80年もかかったのにこんなに安い価格では誰も跡を継いでくれないわなぁ。これもまた時代の流れか、仕方がないな」と寂しそうに吐いていた。父は亡くなる2年前まで現役で頑張った。
 
私は、これまで建築関係の雑誌を多くの人の協力で数十冊自費出版したが、この30年、ふと振り返るとそのほとんどが木の家の本ばかりだったことに最近気がついた。今、私は山の仕事についてはいないが、親父(おやじ)のDNAがそうさせたのかもしれない。こんな話を飛騨匠の会の飛騨市古川町、アステール社長菅沼忠明氏にしていたところ、「吉田さん、われわれの想いを載せた新しい切り口の本を出版してもらえませんか。ただ、木の家だけをアピールするのではなく、この流域に住む人々に想いがガツンと届くインパクトのある本にしていただけませんか」との要望だった。
 
今、山間部は限界集落化どころか、町そのものが数十年先には無くなるとのショッキングな報告もある。今、われわれにできることは何かを、飛騨匠のテーマである「おかげさま」のプロジェクト第1号として本づくりという形でスタートを切ることにした。多くの人の呼び掛けでさまざまな分野の人に集まっていただき、3回目の会合を開き、構想もおおむね煮詰まった。

(木曽三川プロジェクト・巣づくりの会世話人 吉田和弘)

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